ファイトヶミカルが豊富な野菜

こうしたすばらしい働きをもつファイトヶミヵルのほとんどは、植物性食品に含まれているのですが(タウリンなど魚介類に色素として含まれるものもある)、その生成過程には「日光」が深く関係しています。植物は動物のように自らの意志で移動することはできません。強い紫外線にさらされても、虫にたかられても、じっとそこで耐えなければならないのです。そのため植物には、強い紫外線を浴びてもやけどをしないように紫外線を吸収し無害なものに変える物質や、害虫に食べられないように虫の嫌う物質が生成されるようになっているのです。その生成される物質が、ファイトケミカルです。つまり、生成を誘発する刺激としての紫外線が少なければ、ファイトケミカルの生成も充分には行われないということです。だから、日光や風雨、害虫といった外的刺激を遮るビニールハウスで育った植物は、充分に刺激を受けた露地栽培の植物よリファイトケミカルの量が少なくなってしまうのです。

 

 

たしかに、ハウス栽培された日本の野菜と、露地栽培のアメリカの野菜を比べると、色も香りもアメリカのもののほうが強く感じられます。キュウリもピーマンもナスも、明らかにアメリカのもののほうが大きく、皮も厚く歯ごたえがあります。レタスやほうれん草などの葉ものの野菜も、ごわごわした食感がするほど肉厚です。国内の繊細な野菜に慣れた人のなかにはアメリカの野菜は食べにくいという人もいますが、私は野菜というのは、本来はそうした力強い食べ物なのだと思います。それに、栄養素もファイトケミカルも、そうしたナチュラルな環境で育ったもののほうがはるかに豊富に含まれているのです。
抗酸化物質は、私たちの体の中でも作られますが、エンザイムと同じように、新鮮な食品から摂ることは、体の負担を減らし健康維持に役立ちます。ですから、できるだけ太陽をいっぱい浴びた健康な野菜を選ぶようにしてください。ファイトヶミカルが豊富な野菜は、エンザイムも間違いなく豊富なよい食品です。ハウス栽培かどうか見た日だけで野菜を区別することはむずかしいのですが、旬の野菜を選ぶようにしていれば、自然とハウス栽培のものは避けることができます。 


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