水の塩素や毒素

私は各地の水の酸化還元電位(酸化力の強さ)を調べたことがありますが、やはりまずいといわれる都市の水道水は、どれも高い酸化力を示し、逆に、名水といわれるようなよい水は、ほとんどが数値が低く「還元力」の強い水であることがわかりました。酸化力がものを「錆びさせる」力であれば、還元力は、「錆を取り除き、酸化を防止する力」ということができます。つまり、「還元力」の強い水というのは、抗酸化作用のあるよい水だということです。最近は、塩素や毒素となるものを取り除くだけでなく、電気分解によって還元力をもたせる浄水器もありますので、家庭でもかんたんに還元力の高い水を恒常的に使うことができます。ットボトルで売られているミネラルウオーターもよいものがたくさんありますが、そうした水を飲む場合は、鮮度に気をつけてください。じつは、水も鮮度が大切なのです。還元力の高い水も時間の経過とともにその力を失っていくからです。日々の飲食に関わる水のすべてを、市販のミネラルウオーターでまかなうというのはコストや手間を考えると大変な負担です。そんなことをしなくても、信頼できるメーカーの浄水器を通せば、水道水を安心して使うことができるのですから、浄水器を上手に活用していただきたいと思います。毎日飲む水の量や飲むタイミングは、前著で詳しく述べたので、ここでは繰り返しません。

 

一般的な日本人が一日に摂取する添加物の量は、「平均一〇グラム」だそうです。 一〇グラムというとたいしたことがないように感じるかもしれませんが、 一年で考えると四キロ近くにもなります。もちろんこれは平均値ですから、食品の選び方によってかなりの個人差があると思いますが、半分としても相当な量です。「食品添加物」という名称は文字どおり食品の製造過程で添加されるものという意味で、何か固有の「添加物」というものがあるわけではありません。食品衛生法によれば「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう」ということになります。食品添加物は、次の四つに大別されます(二〇〇六年九月現在)。
@指定添加物――食品衛生法第一〇条に基づき、厚生労働大臣が定めたもので、三六一品目。
A既存添加物――長年食品に使われてきた実績があるものとして厚生労働省が使用を認めたもので、四五〇品目。
B天然香料――動植物から得られる着香を目的とした添加物で、 一般に使用量が微量であり、長年の経験から健康被害がないとして使用が認められているもので、六一二品日日。
C 一般飲食物添加物―― 一般に飲食に供されているもので添加物として使用されるもので、七二品目。

 

このなかの@とAはそのほとんどすべてが「化学薬品」です。私は前著で「薬はすべて毒」だと述べましたが、化学薬品である添加物も基本的には「毒」と考えます。とくに「保存料」として使われている添加物には、殺菌性が強く、体内で大切な腸内細菌を殺したり、繁殖を妨害してしまう危険があります。


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